WCS2016 1.環境メタ読みとデッキ考察
2016年8月24日 ポケモンカードゲーム コメント (2)早速中身の日記に入っていきたいと思います。
まずは環境のメタ読みとデッキの選択について。
【デッキ決定に至るまでの経緯】
カメックスメガバトルの福岡が終了しWCS2016への参加権利を得て、XY11の情報が公開されてすぐにWCSへ向けたデッキの考察を始めました。
XY11が発売されてすぐに注目したのは下記の点です。
・ポケモンレンジャー、デンチュラの追加による夜の行進の強化
・マギアナEXによるギラティナEXのジラーチ対策
・スペシャルチャージによる特殊エネルギーのリカバリー
まず、XY10の時点で十分に強かった夜の行進を更に強化するカードが増えたこと、そして今まで猛威を奮っていたジラーチによる特殊エネ破壊に対し、復帰力を上げる、スペシャルチャージ+マギアナEXの組み合わせが非常に印象的でした。
まずは夜の行進の製作に取り掛かりました。
この環境は夜の行進に5割以上取れなければデッキとして使う意味を成さないと思い改めて夜の行進の考察にかかります。
ポケモンレンジャーとデンチュラを得た夜の行進はかなり強く、これまで有利に戦えていたゲッコウガでも相性が厳しくなっていました。
この時に行進に対して強いデッキはグッズロックによるイージーウィンを狙える、オーロットでしたが、ちょうど情報が出回りだした、WTB(ウォーターツールボックス)に全く勝てなかったため、使用候補まで上げることはできませんでした。
この頃に夜の行進に勝て、その他の環境にいるデッキに対してもそこそこ勝てそうなデッキとして準備したのがイベルタル・MタブンネEXです。
新弾による強化はほとんどなかったデッキタイプですがMタブンネEXが高耐久なポケモンであることと夜の行進相手にサイドを2枚取り、3枚取りができサイドレースを有利に進められることからしばらくは使用候補の筆頭として使っていました。
ですがラフレシア・ジガルデEXが環境にそこそこ居て全く勝つことが出来ないので考察を進めるにつれ次第に候補から外れていきました。
次に考察を進めたデッキはガマゲロゲEX・ギラティナEX・ダストダスです。
ダストダスが入っていることで対グッズロックに対するマッチ戦にそこそこ強く、行進に対しても有利をとれるデッキとして検討を始めました。
初めに行進に強いポケモンとして闘魂のまわしを貼った、ガマゲロゲEXに注目しXY11のカードで使いやすくなったギラティナEXとの組み合わせを思いつきました。
この組み合わせではゲッコウガやドータクン軸に対して全く勝てないので対抗札としてダストダスを採用しました。
練習も本番に入り様々なデッキと練習を行いましたが勝率がもっともよかったため、第一候補をガマゲロゲEX・ギラティナEX・ダストダスとして調整を勧めました。
チームメンバーの海外情報も参考にしつつ本番直前には下記のTier予想を立てていました。
・Tier1
夜の行進
・Tier1.5
オーロット単
・Tier2
ラフレシア・ジガルデEX
行進ビークイン
ギラティナEX・ダークライEX
ゲッコウガ
・Tier3
ボルケニオン
WTB
日本での練習で上記のデッキに対して、7割以上勝率を確保できていたので最終的な使用デッキはガマゲロゲEX・ギラティナEX・ダストダスを選択しました。
ゲッコウガに対してはかなり不利でしたが海外であまり上位に残っていないのでやや薄めに見ていました。
【デッキレシピ】
3:ガマゲロゲEX
3:ギラティナEX
2:ヤブクロン
2:ダストダス
2:シェイミEX
1:フーパEX
1:マギアナEX
1:ガチゴラスEX
15:ポケモン
4:プラターヌ博士
3:N
2:フラダリ
1:AZ
1:フレア団の下っ端
1:ポケモンレンジャー
1:クセロシキ
4:バトルサーチャー
17:サポート
4:ハイパーボール
4:クラッシュハンマー
1:改造ハンマー
3:闘魂のまわし
3:かるいし
2:スペシャルチャージ
17:グッズ
2:フェアリーガーデン
1:パラレルシティ
3:スタジアム
4:ダブル無色エネルギー
4:ダブルドラゴンエネルギー
8:エネルギー
~各カードの採用理由~
■ポケモン
・ガマゲロゲEX・ギラティナEX
デッキの核となるポケモンなのでサイド落ちを考慮して3-3
ギラティナEXは実際に対戦で使用するのは1枚となることがほとんどですが、早めに置けないとそもそも起動することが出来ないので厚めに配分。
最後までギラティナEXの1枠に何を入れるか?を迷っていました。
・ダストダス
立てないと明らかに勝てないデッキが存在するので立てやすいように2-2
夜の行進あいてでも終盤のシェイミEXを無効化しNを撃った後のブルブルパンチからの立て直しを困難にする等、非常に有用なカードでした。
・シェイミEX
説明いらないかと思います。
サイド落ちで1回も使えないのが非常に困るので2積み。
・フーパEX
ギラティナEXとガマゲロゲEXとシェイミEXを同時に持ってくると相手はすごく嫌な顔をします。
・ガチゴラスEX
対WTBのキーカード
WTBとの対戦では時間切れになることが予想されたので強引にサイドを取りに行くため採用。
また、他のマッチアップでもダブドラを1枚付けてベンチに置いておけばEX軸の相手は非常に動きにくくなるので有用でした。
・マギアナEX
対ジラーチ及びオーロットのキーカード
地味にあわ防げるのもゲッコウガに対するテンポをとる上で重要でした。
■サポート
特筆することは特にありません。
ポケモンレンジャーはゾロアークBREAKが非常に重いのとジラーチがとにかくつらいので倒すために。
■グッズ
・ハイパーボール
デッキを回す上で4枚以外ありえません。
・クラッシュハンマー/改造ハンマー
ゲロゲ・ギラティナは低火力なデッキなのでこちらの攻撃回数を多くすることで補強する必要があります。
攻撃回数を補強する上で相手に技を使わせないのがベストなのでとにかく対戦中の施工回数を増やすことで恩恵を受けるクカードなのでトラッシュするエネを問わない最大数の採用
・闘魂のまわし
まわしを貼っていないEXは行進に容易くOHKOされてしまうため。
・かるいし
序盤のスムーズなゲロゲへのタッチとダストダスのために厚めの配分
・スペシャルチャージ
対戦中1回は有効に使うため、2枚の採用
■スタジアム
ある程度相手のハンドの中身に検討をつけつつ、ハンド状況によって殴るポケモンをタッチしなければいけない場面が多いので逃がすと即エネ復帰が出来ないギラティナEXをダブドラで逃せるようにフェアリーガーデンを厚めに配分しました。
パラレルシティは主に自分のベンチからいらないポケモンを落とし、ビークインやWTB相手に打点を下げる目的で採用、本当は2枚欲しいけど枠の都合で1枚に。
■エネルギー
必要なエネルギーを各4積み
■サイドボード
ダークライEX
レインボーエネルギー
改造ハンマー
怖いお姉さん
ポケモンセンターのお姉さん
オカルトマニア
これらのカードは最終的に最後までギラティナEXの1枠と迷っていましたが、少しでも早くダブドラを場に貼れるようギラティナEX厚めの配分としました。
こうしてデッキを決めました。
次回はDAY1の対戦レポートを書きます。
まずは環境のメタ読みとデッキの選択について。
【デッキ決定に至るまでの経緯】
カメックスメガバトルの福岡が終了しWCS2016への参加権利を得て、XY11の情報が公開されてすぐにWCSへ向けたデッキの考察を始めました。
XY11が発売されてすぐに注目したのは下記の点です。
・ポケモンレンジャー、デンチュラの追加による夜の行進の強化
・マギアナEXによるギラティナEXのジラーチ対策
・スペシャルチャージによる特殊エネルギーのリカバリー
まず、XY10の時点で十分に強かった夜の行進を更に強化するカードが増えたこと、そして今まで猛威を奮っていたジラーチによる特殊エネ破壊に対し、復帰力を上げる、スペシャルチャージ+マギアナEXの組み合わせが非常に印象的でした。
まずは夜の行進の製作に取り掛かりました。
この環境は夜の行進に5割以上取れなければデッキとして使う意味を成さないと思い改めて夜の行進の考察にかかります。
ポケモンレンジャーとデンチュラを得た夜の行進はかなり強く、これまで有利に戦えていたゲッコウガでも相性が厳しくなっていました。
この時に行進に対して強いデッキはグッズロックによるイージーウィンを狙える、オーロットでしたが、ちょうど情報が出回りだした、WTB(ウォーターツールボックス)に全く勝てなかったため、使用候補まで上げることはできませんでした。
この頃に夜の行進に勝て、その他の環境にいるデッキに対してもそこそこ勝てそうなデッキとして準備したのがイベルタル・MタブンネEXです。
新弾による強化はほとんどなかったデッキタイプですがMタブンネEXが高耐久なポケモンであることと夜の行進相手にサイドを2枚取り、3枚取りができサイドレースを有利に進められることからしばらくは使用候補の筆頭として使っていました。
ですがラフレシア・ジガルデEXが環境にそこそこ居て全く勝つことが出来ないので考察を進めるにつれ次第に候補から外れていきました。
次に考察を進めたデッキはガマゲロゲEX・ギラティナEX・ダストダスです。
ダストダスが入っていることで対グッズロックに対するマッチ戦にそこそこ強く、行進に対しても有利をとれるデッキとして検討を始めました。
初めに行進に強いポケモンとして闘魂のまわしを貼った、ガマゲロゲEXに注目しXY11のカードで使いやすくなったギラティナEXとの組み合わせを思いつきました。
この組み合わせではゲッコウガやドータクン軸に対して全く勝てないので対抗札としてダストダスを採用しました。
練習も本番に入り様々なデッキと練習を行いましたが勝率がもっともよかったため、第一候補をガマゲロゲEX・ギラティナEX・ダストダスとして調整を勧めました。
チームメンバーの海外情報も参考にしつつ本番直前には下記のTier予想を立てていました。
・Tier1
夜の行進
・Tier1.5
オーロット単
・Tier2
ラフレシア・ジガルデEX
行進ビークイン
ギラティナEX・ダークライEX
ゲッコウガ
・Tier3
ボルケニオン
WTB
日本での練習で上記のデッキに対して、7割以上勝率を確保できていたので最終的な使用デッキはガマゲロゲEX・ギラティナEX・ダストダスを選択しました。
ゲッコウガに対してはかなり不利でしたが海外であまり上位に残っていないのでやや薄めに見ていました。
【デッキレシピ】
3:ガマゲロゲEX
3:ギラティナEX
2:ヤブクロン
2:ダストダス
2:シェイミEX
1:フーパEX
1:マギアナEX
1:ガチゴラスEX
15:ポケモン
4:プラターヌ博士
3:N
2:フラダリ
1:AZ
1:フレア団の下っ端
1:ポケモンレンジャー
1:クセロシキ
4:バトルサーチャー
17:サポート
4:ハイパーボール
4:クラッシュハンマー
1:改造ハンマー
3:闘魂のまわし
3:かるいし
2:スペシャルチャージ
17:グッズ
2:フェアリーガーデン
1:パラレルシティ
3:スタジアム
4:ダブル無色エネルギー
4:ダブルドラゴンエネルギー
8:エネルギー
~各カードの採用理由~
■ポケモン
・ガマゲロゲEX・ギラティナEX
デッキの核となるポケモンなのでサイド落ちを考慮して3-3
ギラティナEXは実際に対戦で使用するのは1枚となることがほとんどですが、早めに置けないとそもそも起動することが出来ないので厚めに配分。
最後までギラティナEXの1枠に何を入れるか?を迷っていました。
・ダストダス
立てないと明らかに勝てないデッキが存在するので立てやすいように2-2
夜の行進あいてでも終盤のシェイミEXを無効化しNを撃った後のブルブルパンチからの立て直しを困難にする等、非常に有用なカードでした。
・シェイミEX
説明いらないかと思います。
サイド落ちで1回も使えないのが非常に困るので2積み。
・フーパEX
ギラティナEXとガマゲロゲEXとシェイミEXを同時に持ってくると相手はすごく嫌な顔をします。
・ガチゴラスEX
対WTBのキーカード
WTBとの対戦では時間切れになることが予想されたので強引にサイドを取りに行くため採用。
また、他のマッチアップでもダブドラを1枚付けてベンチに置いておけばEX軸の相手は非常に動きにくくなるので有用でした。
・マギアナEX
対ジラーチ及びオーロットのキーカード
地味にあわ防げるのもゲッコウガに対するテンポをとる上で重要でした。
■サポート
特筆することは特にありません。
ポケモンレンジャーはゾロアークBREAKが非常に重いのとジラーチがとにかくつらいので倒すために。
■グッズ
・ハイパーボール
デッキを回す上で4枚以外ありえません。
・クラッシュハンマー/改造ハンマー
ゲロゲ・ギラティナは低火力なデッキなのでこちらの攻撃回数を多くすることで補強する必要があります。
攻撃回数を補強する上で相手に技を使わせないのがベストなのでとにかく対戦中の施工回数を増やすことで恩恵を受けるクカードなのでトラッシュするエネを問わない最大数の採用
・闘魂のまわし
まわしを貼っていないEXは行進に容易くOHKOされてしまうため。
・かるいし
序盤のスムーズなゲロゲへのタッチとダストダスのために厚めの配分
・スペシャルチャージ
対戦中1回は有効に使うため、2枚の採用
■スタジアム
ある程度相手のハンドの中身に検討をつけつつ、ハンド状況によって殴るポケモンをタッチしなければいけない場面が多いので逃がすと即エネ復帰が出来ないギラティナEXをダブドラで逃せるようにフェアリーガーデンを厚めに配分しました。
パラレルシティは主に自分のベンチからいらないポケモンを落とし、ビークインやWTB相手に打点を下げる目的で採用、本当は2枚欲しいけど枠の都合で1枚に。
■エネルギー
必要なエネルギーを各4積み
■サイドボード
ダークライEX
レインボーエネルギー
改造ハンマー
怖いお姉さん
ポケモンセンターのお姉さん
オカルトマニア
これらのカードは最終的に最後までギラティナEXの1枠と迷っていましたが、少しでも早くダブドラを場に貼れるようギラティナEX厚めの配分としました。
こうしてデッキを決めました。
次回はDAY1の対戦レポートを書きます。
コメント
ガマティナの組み合わせについて、ニンジャごっこは選択肢に上がりませんでしたか?
ブルブルパンチからカオスウィールへの切り替えがスムーズなので、有効だと考えています。
このデッキだとポストがないので、引くのに苦労するのかもしれませんが。
コメントありがとうございます。
忍者ごっこは調整の過程で試したこともあったのですが、忍者ごっこで出したいポケモンである、ギラティナEXがHP満タンの状態出ないと活躍が難しく、エネルギーが付いてダメージを受けたバトル場のポケモンにしか使いにくいカードなので抜けてしまいました。
あと、ご指摘の通りアクセス手段に乏しいデッキなので使いたい場面で使えないことも理由です。